CDのかけ流しと英語脳

生きた英語をお子様の脳にインプットするための私共からのご提案です。

一寸長い文になってしまいまして恐縮ですが、
お暇な時間がございましたら是非ご一読下さいませ。

以前こんなお子さんがいました。

お母さんがお忙しくて、お子さんに余り時間を割けないと云う事で、赤ちゃんの時にずっと英語の童話のCDをかけていたそうです。お子さんが、少しずつ日本語を話すようになった時、時々英語が混ざるようになったそうです。
そのお子さんは、英語が大好きになりました。
小学生で当スクールに来られたときは 、英語を話したい気持ちがもの凄く大きく、その当時は未だ単語ばかりの連発でしたが、一生懸命先生に解って貰える努力をしていたのが良く解りました。
その塾生さんは、中学3年生の夏に一人カナダに留学してそのままカナダの学校に進んでいます。

そう遠くない将来、このように日本で育っても、こうしてバイリンガルになる若者がどんどん増えていくでしょう。

前置きが長くなりましたが、それではこの様にバイリンガルに近づくための「英語脳」はどの様に育てていったら良いのでしょうか?

【1】子供の脳内に「英語脳(英語回路)」を立ち上げる!

バイリンガルと同じ言語システムを構築する方法
バイリンガルと言われる人達の脳内には、2つの言語システムがそれぞれ別々に立ち上がっています。
では、如何すれば日本にいて母国語である日本語の音声システムとは別に英語の音声システムを独立した物として立ち上げることが出来るのでしょうか?

【2】1日たった15分の習慣で「英語脳」が出来る!

それは、115分の英語のCDのかけ流しです。

無意識のうちに英語の音が脳内に入っていく。この状況が最適なのです。
かけ流しは、CDがかかっていることを子供に意識させない位が,丁度良いのです。
だから長時間のCDのかけ流しは、お子さんに取ってかなりの負担になってしまいます。
母国語である日本語の習得を阻害されないように、かけ過ぎはしない方が良いです。
日本語のシステムを壊すことなく、脳内に英語のマーキングをしたいのであれば、11015分のかけ流しが許容範囲でしょう。

《ポイント》
①1
10分から15分くらい英語のCDをかけ流す。
英語のCDがかかっていることを、子供に意識させない。

「英語脳(英語回路)」が立ち上がると驚異的なスピードで英語をマスターできる!

【3】英語のCDをかけ流すときに、お子さんに英語の文字情報を与えるべきか否か?

結論からお話しすると、文字情報は要りません。
理由は文字情報を与えながら英語のCDをかけると、意識して聞くことになり、「日本語のシステム」が働いてしまう恐れがあるからです。つまり英語の文字を日本語の回路を使って追ってしまうようになるのです。

だから子供が遊んでいたり、宿題をしていたり、又は漫画を読んでいるときなどに、さりげなくCDがかかっている状態が最適です。

【4】ちなみに、お子さんの年齢が低ければ低いほど、英語の音を入れる効用は大きく、「英語脳(英語回路)」がしっかりと立ち上がります。
できれば、言葉の臨界期と言われる8歳から10歳を迎える前までに、英語の音を入れてあげるのが理想的でしょう。

臨界期を過ぎたお子さんは、諦めないで下さいね。
少し時間が掛かりますが、英語CDのかけ流しで「英語脳(英語回路)」を立ち上げましょう。

《ポイント》
英語のCDをかけ流すときには、子供に文字情報を与えない。
英語のCDのかけ流しは子供の年齢が低ければ低いほど効果大。

【5】では、「英語脳(英語回路)」を立ち上げるためにどの様なCD
【6】どれぐらいの期間流せば良いのでしょう。

お子さんが小学生の間は、同じCDを訳半年間はかけて下さい。
小さい子は繰り返しが好きです。同じ事を繰り返しながら学んでいきます。子供の脳は確実に知恵を身に付けるために、繰り返しを好むようにプログラムされています。
だから半年は同じCDをかけ流しましょう。

では、どんなCD教材をかけ流すのが良いのでしょう。
ここで大切なのは、母国語である日本語システムが確立するまでは、日本語の発達を邪魔したり、逆に英語回路自体が日本語のシステムに飲み込まれて消えてしまわないように気を付けなければならないのです。
その為には、英語をバーチャルなものとして子供の脳の中にインプットすることが効果的。
そこでお勧めしているのが、バーチャルな世界を描いている「おとぎ話」です。
特に幼児の場合は、現実的な物には余り興味を示しません。
現実性のないおとぎ話は、無意識のうちに「英語脳(英語回路)」を作り上げる教材として最適です。

言語とは、非常にはかないもの。定期的に聞かせていないと、子供の脳に「英語脳(英語回路)」は立ち上がらないので、注意して下さい。

《ポイント》
かけ流すCDの内容は、半年間同じでかまわない。
かけ流すCD教材は「おとぎ話」がお勧め。


最後になりますが、子供の頃に作った「英語脳(英語回路)」は一生使う事が出来る。ということをお伝えしておきたいと思います。

最後までお読み頂有り難うございます。


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